起業家とは？身につけておくべきこと
みなさんこんにちは！独立して自分の会社（事業）を立ち上げている人のことを「起業家」といいます。今の会社を辞めて自分の力で生計を立てていきたいと考えている人のなかには、起業家を目指し日々努力している人もいると思います。
ただ、なんとなく起業家を名乗っている人もいるなど、正しい定義についてわかっていない人もいるのではないでしょうか。起業家とはどのようなものなのか、今一度わかりやすく解説したいと思います。
起業家とは
起業家は、自分の力で事業を興す人のことをいいます。英語でいうと“アントレプレナー”といい、イノベーションを起こす力を持っていることから“イノベーター”など、さまざまな意味合いを持って呼ばれています。
起業家を名乗るうえで、開業届を出した「個人事業主」も、会社を立ち上げた「法人」のどちらの形でも対象になります。ちなみに、中小企業庁が統計をとった資料によると“過去1年間に職を変えた、新しく職についた者のうち、現在は会社等の役員または、営業主となっている者」を起業家としているようです。
起業家をどこまで対象にするのか？については、その人によっても考え方が変わってきます。例えばTVなどで見かける起業家は、世の中にはない新しいサービスを提案し企画、販売やサービスなどを通して提供しています。
今までにない事業なのもあり“スタートアップ”と表現されることもあります。ただし、すでに世の中にある事業を新しく始める人に対しても起業家と呼ぶこともあるため、いずれも同じ起業家に分類されているようです。
逆に、新しく仕事を始めても、会社に勤めている人はもちろん、フランチャイズなどの代理店制度を利用する場合は、起業家とは呼びません。起業家だけでなく実業家・経営者など、同じように自分で事業をしていても呼び方にはさまざまなものがあります。
起業家に向いている人と向いていない人
起業家として自分で事業を行いたいと思っていても、そもそも向いている人もいれば、向いていない人もいます。起業家になるうえで、自分は向いているのか把握しておきましょう。
起業家に向いている人は？
・素直に物事を受け止め行動できる人
・人を使うことに長けている人
・考え方が柔軟でその時に必要なものを判断できる人
・ポジティブな物の考え方ができる人
・専門的な知識を持っている人
・体調管理がしっかりとできる人
起業家になれば、仕事が舞い込んできて…なんて少数派です。大抵は、専門的な知識をもとに起業したとしても、ときにはうまくいかないこともありますし、反省し改善方法などを考えながらどうしたら事業に生かしていくのかを常に考えることになります。
今まで以上に仕事に向き合う時間も増えますし、体調を崩せば収入にも影響します。起業家として生きるためには、健康な体が大切なことも忘れないようにしなくてはいけません。
起業家に向いていない人
・慎重過ぎて行動に移すのが苦手な人
・そのときの気分で行動する人
・感情の起伏が激しく人間関係が苦手な人
・お金にルーズで管理ができない人
・人に仕事を任せるのが苦手な人
起業家になると、管理などもすべて自分で行わなくてはいけなくなります。もちろん、専門家などに頼りつつも自分で判断しなくてはいけないことも増えます。
そのため、あまりに考えすぎてしまい行動できなくなるタイプの人だと、起業してもなかなかうまくいきません。またお金にだらしないと、事業に必要なお金まで使い込んでしまうなどの問題も。
起業家として自分が向いているのかどうか、まずは考えてみるといいかもしれません。
起業家になるうえで身につけておきたい知識
起業家になるためには、必ず身につけておくべき知識があります。まずは「お金に関すること」です。事業として運営していくうえで、いかに売上を上げて利益を上げていくのかを考えていかなくてはいけません。
売上があっても経費などコストが掛かりすぎてしまえば、利益率が悪くなってしまいます。そのため、お金についての知識は「わからない」と苦手意識を持たずに、積極的に学ぶようにしておきましょう。お金はどうやって入ってくるのか、どの動きなども理解したうえで適切な管理も求められます。
赤字が続けば運営すらも難しくなってきます。起業家になるためにも、お金についての知識は学んでおきましょう。わからないことがあればすぐに確認し、どんぶり勘定にならないように気をつけてくださいね。
まとめ
起業家は、自分で事業を営んでいく必要があり、思っている以上に簡単なことではありません。受け身の姿勢ではいつまで経っても状況が改善することもありません。
そのため、起業家としてお金を稼ぐためにも、とにかく行動すること！人から話を聞き、素直に受け入れるなど起業家として常に成長していかなくてはいけません。大変なこともありますが、頑張った分だけ成果に繋がるなどやりがいも実感できるはずですよ。